いきなりですが、おっさん風のスキンヘッド登場!ゲームの主役、MIKE LE ROI(マイク・レ・ロイ)32歳です。 マイクは、何を隠そう生者でも死者でもないアンデッド。ブードゥーの魔力により、夜の闇と死の世界を旅する時、魂を奪う者、死の戦士シャドウマンに変身します。
Let's play on the Windows 10!
そう、このゲームタイトルはWindows10で立派に動作し、まだまだ十分遊べます。
古いタイトルまでカバーするという意味で「X one」もそうですが(Xbox版「SHADOWMAN」はありません)、過去のデジタル資産を“捨てろ”と決して強要しないところが、Microsoftの凄さかもしれません…つくづく。(^ ^v
このゲームは、1999年(Windows98リリースの頃)に発売された古めかしい…、いェ、実際に超古いレトロゲームです。それが最近、(発売後20年を経て'初めて')人気が出てきました(?)。Amazonを見ると、PCパッケージ版は発売当時の価格を上回る9,800~12,000円以上でラインナップされています。所謂プレミア付きで、“輸入版お取り寄せ”業者も複数…。
誰も見向きもしない中、孤独にファンサイトを立ち上げた頃を思うと嘘のようです(笑)。
“Windows様さま”であります。
またごく最近(2020年3月)、Nintendo Switch向けに、1作目「SHADOW MAN」の拡張リマスター版の開発が進んでいるとの噂が急浮上しました。予定は2021年リリース。実際にどうなるかはまだ不明ですが、人気急上昇の裏にはどうやらこの動きが大きく影響したようです。ニュースソースはリンクページにURLがあります。気になる人はお確かめください。
以下は、このゲームの概要他プロファイルと、購入先関連の情報です。
Update. 2020. 4.10
このゲームは、ブードゥーという不気味で謎めいた宗教を背景に、運命とも言える過酷な使命を背負った青年が、生者の世界を守るために暗黒の脅威と戦うというお話のホラー系アクションゲームです。
「スパイダーマン」や「バットマン」と同様、元は米国で出版されたマンガのヒーローです。
全体のムードは暗く不気味で、かといって「バイオハザード」とも全く違います。テーマは同じでもゾンビそのものが遥かにドラマチックに描かれており、アクションやグラフィックも超リアルです。
次のステージへのキーアイテムを探索しながら、死者の国や異なる国を跨ぐように旅をするプレイ感は、かなりトゥーム的です。また独特の成長システムがあり、プレイ中、いろいろと面白い事が起きます。
主な敵は、死者の国デッドサイドで蠢く死者や不気味な姿の妖怪変化(悪人の魂らしい)、および殺人鬼など。もちろん戦闘シーンは血しぶきに肉片飛び散る完全なスプラッタ系です。グラフィックスのポリゴンは少々荒さと堅さがあり、完成度だけを言えばTR2に近い感じですが、大迫力のマップと多様なアクション、戦闘シーンのハラハラドキドキ感、さらに謎解きと写実的で美しいグラフィックスは一見の価値有り。 ストーリィ展開も奥行きがあり、映画を観ているような臨場感があります。はっきり言って、やればやる程はまります。
また主役がアフリカ系とあって、アメリカのナショナリズムに絡んだプロパガンダも見え隠れする完全な大人向けです。一部には、どこかの州知事まで巻き込んだ問題作だったという噂もあり(ニュースソースは確認できません)、発売当時はかなりインパクトがあったようです。 まぁ主役が30過ぎのスキンヘッドのおっさんでは、どのみち子供受けはしないでしょう…。
ゲーム・ストーリィ、「シャドウー・マスク」誕生秘話、武器・特殊能力の説明など、さらに詳しい紹介は、下のオリジナルFlashムービーでご覧いただけます(※PCでご覧ください。注-文字が小さく見づらいです。すんません。)。
クリックすると別ウィンドウが開きますが、自動では再生されない為、手動で再生してください(複雑な機能や外部リンクを含まないクリーン・ファイルです)。
※Flashは2020年末にサポートが終了します。またiPhoneの「Safari」ではご覧いただけません(要Chrome/FireFox + Flashプラグイン)。Web制作の一時代が終わった感がありますが、取り合えずそれまでPCならば見れます(- -;;
(ソフトウェアと購入先の情報)
1999年の発売当初、このゲームソフトは各国語にローカライズされましたが、日本語版はありません。プラットフォームはドリキャス/N64/PS/PC(Win95/98)の4種類。私はこの内のPC英語版を所持しています(ヨ○バシカメラにて購入)。また2作目の「Shadow Man: 2econd Coming」も、PS2英語版のみです。
補足です。実はPC版は、英語以外のローカライズ版をインストールするとマシンがクラッシュするとの情報があり、お勧め出来ません。国内発売時も、マニュアルだけが日本語、ソフト本体は英語です。新たに購入する場合は英語版を選びましょう。また多少難点があります。実際にプレイする際にはこちらを参照してください。
国内の販売業者は、このWebサイトを立ち上げた頃はいくら探しても1件も見つかりませんでしたが(2005年以降、数年間は…)、2020年現在、Amazonその他で扱っています。ダウンロード販売業者も多数あり、価格は400円~600円程度ですが、うっかり海賊版をインストールしないようご注意ください。 少々割高でも、著名な正規の販売業者を利用する事を強くお勧めします(^ ^;;
PC版をDL販売で購入した場合は、日本語マニュアルをこちらからダウンロードできます(圧縮PDFファイル)。
なお、本体ソフトは要グラフィック・ボードですが、何しろWindows95/98時代のソフトウェアです。ボード無しのビジネス向けWindows8搭載の低スペックノート機でもちゃんと動く事を確認しました。現在のWindows10搭載PCで、クラウド専用などの特殊なマシンでなければ、どれでも難なく動作するでしょう。
Amazon :SHADOW MAN(V1)[PC他各種プラットフォーム版。中古も有り]
※パッケージ無し「DVDディスク'のみ'、日本語マニュアル付き」で、“在庫複数あり”の商品は要注意!
Walmart.com(米) :SHADOW MAN(V1)[Nintendo64版]
STEAM :SHADOW MAN(V1)[PCダウンロード版]
※STEAMからもマニュアルPDFをDLできますが、英語です。
ごく最近になって、そのアメコミ「SHADOW MAN」がリメイク(??)されたようです(2018年?)。
良い作品には根強いファンが必ずいるものです。
とは言え、イメージがだいぶ違います。ゾンビ戦士というより、どちらかと言うとマーベル・ヒーローの「ジャガーマン」に似た印象です。気になる人は、下のリンクからその眼でお確かめください。
なおこのWebサイトは、出版社によるものかどうかを判別できません。コミケのように、「ファンの手による続編」として個人が制作・紹介してているモノかもしれませんが、よくわかりません。
(※米国のホームページ。一応確かめましたがクリーンなWebサイトです)
主人公のシャドウマンの名前は「Jack Boniface(ジャック・ボニフェス)」。因みにこの名前は、本ゲーム(V1)においても、マイクより1世代かそれ以前のシャドウマンとしてチラっとだけ登場します(説明中だけに)。ブードゥーの魔力を秘め、太古の昔から引き継がれて来た「Shadow Mask」は、本来は胸に埋め込むモノではなく顔に被るモノだった(マスクだし当たり前ですね)。身体に埋め込まれているマイクは、シャドウマンの中でも特殊な存在らしい…?という事で、その他詳細は不明です。
アメコミにしろゲームにしろ、正直私は、初期の頃の哀愁漂う“おっさん風”で古めかしいデザインのマイクの方が断然好きです。“ブードゥーの戦士”というキャラクター・イメージと完全にフィットしており、ガサツで欠点は多いものの、神秘の力を纏い苦悩しながら戦うマイク・レ・ロイという主人公が、プレイヤーの想像力を自ずと掻き立ててくれるからです。何にせよ、“フィット感”は重要です。